内視鏡的胃瘻造設術(PEG)
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経腸栄養剤固形化の実際

 大塚製薬のラコールを使い,いろいろな分量で,実際に固形化をしてみました.固形化は寒天溶液と栄養剤を混ぜた後,カップに入れて静置し凝固しています.
 密閉した容器内で凝固した場合は,水分が蒸発しないのでカップの時より軟らかくなります.寒天の分量は,あくまで指標として参考にして下さい.
  【レシピ】
 ○ 経腸栄養剤希釈液200ml+粉末寒天2g
 ○ 経腸栄養剤希釈液200ml+粉末寒天1g
 ○ 経腸栄養剤希釈液200ml+粉末寒天0.5g
 
経腸栄養剤希釈液200ml + 粉末寒天2g
ラコール100ml+水100ml+寒天2g
ラコール150ml+水50ml+寒天2g
水分100mlあたり寒天1gの調理例です.
ところてんをもう少し固くした感じになり,固形化の効果は充分得られますが,注入時に相当の力を要します.
 
経腸栄養剤希釈液200ml + 粉末寒天1g
ラコール100ml+水100ml+寒天1g
ラコール150ml+水50ml+寒天1g
水分100mlあたり寒天0.5gの調理例です.
ちょうどプリン程度の硬さになり,注入も容易な硬さになっています.
このぐらいの硬さが,適切な量といえるでしょう.
 
経腸栄養剤希釈液200ml + 粉末寒天0.5g
ラコール100ml+水100ml+寒天0.5g
ラコール150ml+水50ml+寒天0.5g
水分100mlあたり寒天0.25gの調理例です.
カップから出したときに,重力に抗してその形状を保てません.
軟らかいため注入は容易になりますが,固形化の効果は充分得られないと思われます
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